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【独自取材】女子大生の声を聞くvol.2

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<はじめに>

前回の女子大生の声を聞くvol.1はいかがでしたでしょうか?
女子大生のリアルな声を聞けたかと思います。
今回は女子大生の声を聞くvol.2です。前回は電車内や駅付近での性被害に遭ったという女子大生3名の声を紹介させていただきましたが、Vol.2では路上で被害に遭ったという声と、知り合いから被害を受けたという2名の声を紹介します。

Q:どんな被害に遭いましたか?

Dさん:待ち合わせをしていたのですが、その間にナンパをされました。強引に手を引っ張られたりもしました。その時は待ち合わせの相手が来てくれたので諦めてくれました。他にもサラリーマンに「添い寝しませんか」と声をかけられたり、小学生の時にはいきなり写真を撮られたこともあります。

Eさん:その男性とはお付き合いをしていたのですが、家の近くの人通りの少ない坂道を一緒に散歩していた時に押し倒されて、胸の辺りを触られました。嫌だったので拒否をしたのですが、やめてもらえませんでした。しかし、その時に男性の親から電話がかかってきて、何事もなく終わりはしました。

Q:その時の自身の格好や、何をしていたかなどを教えてください

Dさん:ナンパをされた時はワイドパンツを履いていました。他の時は制服でしたね。小学校も制服があったので。サラリーマンに声をかけられた時は音楽を聴きながら歩いていました。

Eさん:半袖半ズボンでした。特に何をするでもなく、普通にその男性と話をしていました。

女子大生の声を聞くvol.1でも、同じ質問をさせて頂きましたが、やはり今回のインタビューに答えくださったEさんもDさんも被害に遭った時の格好は、制服の時以外はパンツスタイルでした。たまに、「そんな短いスカートを履いているから狙われるんだ」といった声を聞きますが、やはり露出度の高い服装だから被害に遭うとは言えません。服装やタイプで狙われてしまうといったことは一因としてたしかにありますが、警戒心が低いといったことが、被害に遭ってしまう際には大きな要因であるように思えました。

 

Q:警察に届けたり、何か対策をするようになったりということはありますか?

Dさん:届けていないですね。私の家の周りは不審者が多いのであまり気に留めてはいません。実害がないので特に防犯対策もしていないです。バイト先で防犯ブザーを支給されてはいるのですが、ブザーを持っているのがダサいといいますか、ブザーが間違って鳴ったりするとダサいので持っていません。ただ、電車内では混んでいなくてもリュックを前に持つ、夜道は自転車で歌いながら帰るというようなことはしています。

Eさん:知り合いだったので、警察に言ったりはしていません。友達に相談するぐらいですね。それ以外は特に被害はないので特に対策をするというようなことはありません。

今回の記事で分かったことは、声をかけられる程度であったり、知り合いからの被害であれば警察に届けを出すことはなく、また、対策もしていない傾向にあるということです。前回の女子大生の声を聞くvol.1でも書きましたが、たとえ小さな被害だとしても、嫌な思い・怖い思いをしたら実害です。

確かに、どちらのケースも警察に届けづらいと感じる被害内容なのかもしれないと思いましたが、盗撮やパートナーからの行為の無理強いはもちろん、ナンパも場合によっては犯罪になります。

また、知人から受けた被害についても平成20年に内閣府が行なった「男女間における暴力に関する調査」によると、被害を受けた人のうち、加害者が「よく知っている人」が61.8%、「顔見知り程度の人」が13.8%と、約8割が面識のある人であったという結果でした。しかし、この結果とは対照的に、平成26年の警察庁の統計によると、面識のない人からの強制わいせつ被害は74%であったという結果が出ています。つまり、面識のある人から被害を受けた場合、警察に届けを出せなかったという人が大半を占めているということになります。

被害を受けているのに知人であるからと怖い思い抱えたまま、被害届けを出せない状況にいる人がたくさんいるという状況に私たちはもっと危機感を感じるべきではないでしょうか。被害を受けて心に傷を負った人は確かにいるのに、その事実をなかったことにしていい訳がないのです。

たとえ知り合いからの被害であっても通報、せめて相談だけでも出来る環境を作っていかなければと感じました。

 

次回の女子大生インタビューでは、
様々な被害に遭ったことがあるという方のお話を紹介していきます。