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【独自取材】女子大生の声を聞くvol.1

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はじめに

先日、都内の女子大学にお邪魔させてもらい、女子大生6人に性犯罪についてインタビューをしてきました。6人中5人が被害にあった経験があると話しており、被害に遭ったことがないと話してくれた1人も直接的な被害はなくとも、嫌な思いをした経験はあるようでした。

今回は6人の内、電車内や駅付近で被害に遭ったという3人のインタビューを紹介したいと思います。

Q:どんな被害に遭いましたか?

Aさん:高校生の時、バイト帰りの21時過ぎ頃に駅付近で後ろからリュックを引っ張られました。その後首に手を回されましたが、私が振り返って顔を見たら逃げていきました。その時は驚いて声も出ませんでしたね。特に体を触られることはなかったことが唯一の救いですね。

Bさん:電車に乗っていた時に、電車の揺れに合わせて太ももを触られましたが、気のせいかと思いそのままにしていたら、お尻を結構しっかりさわられました。咄嗟に手を払い、顔を見たらおじいさんだったのでびっくりしました。

Cさん:特に被害に遭ったわけではないのですが、座席に座っていた時に、隣に座ってきた人の距離が近かったので、座席を変えたんです。それでも付いてきたので、車両を変えたらやめました。

Q:その時の自身の格好や、何をしていたかなどを教えてください。

Aさん:高校生だったので、制服でした。その時はスマホを触りながら歩いていましたね。

Bさん:スキニーパンツを履いていました。あとは、髪色が暗い時の方が被害に遭いやすいですね。

Aさん:私は逆に髪色が明るい時の方が被害に遭いましたね。

Cさん:私は被害時、ワイドパンツを履いていました。

上記の質問で私が気になったことは、3人の格好についてです。Aさんは制服でスカート、BさんとCさんはパンツスタイル。また、髪色が明るい方が被害に遭うAさんと、暗い時の方が遭うBさん。2人は全く逆の格好をしていることが分かります。また、3人とも上で紹介した被害以外にも何度か遭っているそうですが、どの被害の時もパンツ姿でいる時の方が多く、露出も高くはなかったそうです。

よく、露出度の高い服装の方が狙われやすいと聞きますが、実際は服装には関係なく被害にあっているのではないでしょうか。以前、ご紹介した「【独占取材】性犯罪加害者の声を聞く vol.1」での、加害者が被害者を選んだ理由も、露出度ではなく、タイプであったからでした。このように、露出度が高いから被害に遭うということは一概には言えないと思いました。

Q:警察に届けたり、何か対策(防犯ブザーを持つなど)をするようになったりということはありますか?

Aさん:通報はしていません。対策としては、帰るルートを変えて、自転車で帰るようにしました。電車に乗る時は混まない電車に乗るようにしています。

Bさん:警察には言っていません。冤罪も怖いですし。対策は、スカートは履かないようにしています。夜道を歩く時は家族と電話をするようにしています。急に切れたら不審に思ってもらえると思うので。

Cさん:人が少ない車両に乗るようにしています。夜道はバスを使うか、迎えに来てもらっていますね。それが無理な時は自転車を使うようにしています。

私がこの質問を聞いて驚いたことは、上記のインタビューに答えて頂いた3人は共に被害に遭っているにも関わらず、防犯グッズを持つなどの対策をしていないという点です。防犯ブザーを持つこともなく、いまほとんどの人が持っているスマートフォンに手軽にダウンロードできる防犯アプリも入れていない。そもそも防犯アプリがあるということを知っていませんでした。そして、実際に被害に遭ったAさんとBさんは警察に被害を届けていませんでした。Aさんになぜ届けなったのかと伺うと、「実害には遭っていないから」と答えていました。実害に遭っていないと言っていましたが、リュックを引き、首に手を回された時点で、実害です。服の中に手を入れられてからが実害ではありません。

法務省の「平成24年度犯罪白書 第4回犯罪被害実態(暗数)調査」の結果によると、性的事件の警察への届け出率はわずか、18.5%でした。被害に遭ったにも関わらず、届け出を出していない人が81.5%もいるのです。

たとえ小さな被害だとしても、嫌な思い・怖い思いをしたらそれは実害なのです。このインタビューでもわかったように性被害は女性に身近に起こりうる事件なのです。実際に今回のインタビューは、性被害に遭ったことのある人として、協力して頂いたわけではなく、インタビュー内で性被害に遭ったことがありますかと伺ったところ、半数以上も方が被害に遭われていたのです。そして、みなさんが被害を警察に届け出ていませんでした。このインタビューで、法務省から発表された「性的事件の警察への届け出率はわずか、18.5%」という結果がどういうものなのか考えさせられました。

どうやって防犯対策がいかに大事か、そして被害は被害であり、大きいも小さいもなく警察に届け出るべきであるのかということを伝える手段を考えなければいけないと感じました。

 

次回は路上でのナンパや知り合いからの被害に遭った2人のインタビューをご紹介します。

 

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